集団凝集性から逃れる

集団の特異性を中から見分けるのは、難しい。

これってどこでも、どんな大きさ、組織でも人が集まれば自然に発生する。 確かに、集団凝集性の高まりはメンバーのモチベーションを高め、組織に対する貢献意欲を高めるけど、組織の持つ特異性を見極めたりすることができなくなる。

集団間競争が多い時代には、信じる者は救われる精神でいいけど、その制限が難しい現代ではそれは「独善」になってしまう。

中学生ならみんなの仲間外れにならない為にいじめに加担しちゃったり、サラリーマンなら辞めればいいのに認められようとして働き過ぎて倒れたり。

言語によって生じるそれ

島国だし、日本は集団凝集性が国単位で見た時に高めだと思う。言語が日本語である、っていうことも、「内と外」を明確にする手助けをしている。 そうなると、時間がたてばたつほどバランス感覚を欠いていく。

TOEICが広まった背景

TOEICでハイスコアをとったって、書く、話す能力が不足していて、コミュニケーションは取れず、このスコアを物差しに使うのは日本と韓国くらいだ。

この特徴が日本企業に受けたんじゃないか。 海外とのやり取りは多少できるようになり、でも企業の集団凝集性は損なわない、そのレベル感が丁度良かった。