もう世界に神秘はなくなった?
クリシュナ生誕祭
クリシュナはヒンドゥー教における神様の一種で、クリシュナ意識国際協会という宗教団体は国際的に有名である。菜食主義が実践されており、有名な信者にはスティーブ・ジョブズがいる。
滞在するMaharashtra州でもクリシュナの人気は高く、先日クリシュナ生誕祭に参加した際には大混雑だった。恐らく全員が信者なわけではなく、単純にイベントとして参加しているんだろう。ボリウッド女優がゲストとして現れた時の混乱はすごかった。
世界にはまだ秘密があるという感覚
なぜこういうものを信じるのか。「世界は謎に満ちていて、どうしていいかわからない」という感覚によるものが大きいのではないか。
だから、世界がグローバリゼーションによってフラット化して、もはや世界に神秘なんてないように錯覚する現代では、盲信する人は減っていくのかなと思う。それが人類の進歩でもあるのかも知れない。
世界中どこに行ってもある程度価値観が共有できるのは嬉しいことではあるが、「この世にもう秘密はない」という認識が浸透しすぎている気がする。
確かに、「未知のもの」は減っているかもしれないが、「みんな信じてるけど間違っているもの」、「みんな信じてないけど実は重要な組み合わせ」はたくさんある。