ハギビス

2019年の台風19号は、ハギビスと名付けられ、本州では史上最大級の勢力で関東直撃した。 家にいて暇で、色々天候と対策について調べたのでまとめる。

川がいかにして氾濫を防ぐか

まず、直接水の流れをみながら上流から下流に歩いていくと、当然下流の方が広く、深くなっている。これはよくできている。そして、基本的には、貯水池に水を逃す。 目黒川では、ここ30年で8回ほど利用されているようなので、3年に一回は活躍するようだ。

実際に目黒川をみても、危険水域で調整されているようだ。(多分、一番最初に氾濫するのは東山付近の上流だ) 多摩川にも調節池は存在するようだが、今回は氾濫した。なにかオペレーションの問題があったのだろうか。

気候変動について

気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change )の最近のレポートによると、今後わずか20年で気候変動の影響は壊滅的なレベルとなる。

仮にこのレポートが正しいとすると、今後より巨大な台風が日本を直撃する可能性は大きくなり、東京の川周辺の土地代は高すぎると言えるかもしれない。

台風は普通1日で去るので、現状の気候からは考えづらいが、一番の問題は電気だろう。もし東京に4日間台風が滞在したら、電気が足 りなくなり、おおきな混乱を起こす。
千葉に台風15号が直撃した際には、結果敵に対応に一ヶ月かかった。

「なぜ正確な復旧見通しがにたてられなかったのか?」 東京電力が開いた会見でも、記者からの質問が相次いだ。 13日の会見で、東京電力担当者は「倒木などがひどく、現場をなかなか見ることができない状況の中で、経験則で判断してしまった」と答えている。

東京の電気が完全に止まったしまった場合の影響は大きく、この問題は近いうちに顕在化するかもしれない。