マネーロンダリング入門
頭痛くて読んだ本シリーズ。
まるでスパイ映画みたいな描写がたくさんあり、実際こうやってあの手この手で資金をやりくりしているのだろう。
多くの人が誤解しているが、プライベート・バンクは本来、「個人のための」銀行ではなく、「個人所有の」銀行である。日本の大手銀行のプライベート・バンクサービスは、応接室の豪華さを競う全く別のサービスである。
プライベート・バンクは、たくさんの幻想が生まれる金融サービスであった。
ここで、マネーロンダリングの仕組みを考えると、取引を分散させて何度も取引することで、お金の流れを分かりにくくして行われるものだ。
そうして追跡できなくしたお金を、最終的にはきちんとした銀行口座から「きれいなお金」として引き出す。
だとすれば、
マネーロンダリングの機能を提供しているのは、実は銀行システムじゃないか?